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品川教会

教会長メッセージを更新しました

『ウクライナの平和を祈って』

 品川教会長 鈴木啓太郎

謹啓、時下ますますご健勝のことと存じます。

現在、ロシア軍によるウクライナ侵攻で多くの大切な命が傷つき、失われています。たくさんの子ども達や人々の悲しみ、涙を見ると本当に胸が痛みます。 法華経信者であった宮沢賢治の「世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない」という言葉が心にしみます。

 立正佼成会ではこれまで会員各自が朝夕の経典読誦の時に、ウクライナ情勢平和祈願式文を通して、一日も早い平和的解決を祈ってまいりました。去る3月13日には世界26か国32教会の世界サンガの会員代表が導師を務め、全世界の会員が法華三部経の通読供養を行ないました。品川教会でも少年部が中心となり、ウクライナの平和を祈って1300羽以上の折り鶴がご宝前に奉納され、その後、ウクライナ大使館にお届けさせて頂きました。

また、一食を捧げる運動に寄せられた会員の「一食平和基金」から、国連世界食糧計画(WFP)に1,000万円、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に1,000万円の緊急支援をさせて頂きました。さらに本会は「ウクライナ情勢に関するメッセージ」を広く発表し、世界の宗教者と共に、即時停戦とウクライナの平和的解決を求めてまいりました。そして現在、5月末迄、本会会員を対象に「ウクライナ緊急募金」を呼びかけ、WCRP(世界宗教者平和会議)等を中心とした人道支援活動に取り組んでまいります。

ウクライナの戦争に対して、私たちに何ができるだろうかと無力感を感じたり、ロシアの為政者に怒りを感じてしまいがちですが、日本の果たすべき役割について、立正佼成会の開祖である庭野日敬師は『平和への私の提唱』という冊子の中で、次のように書かれています。

『飢えをなくすこと、平和の教育をすること、国と国が相互に理解を深め合う場をつくること。そして、友好国だけでなく、立場を異にし、敵意を抱き合っている国との間にも、なんとかして敵意の縮小の道を見つけようと努力し続けること。戦争のための準備ではなく、平和の準備のために、日本は可能なかぎりの奉仕と献身を決意しなければならないと考えます。

自国の繁栄のみを謳歌している生き方は許されません。自国の豊かさのみを守ろうとする態度は、結局、豊かさゆえの堕落と退廃を招いてしまいます。日本は恵まれた国としての義務を、世界の戦争の火種となりかねない貧しさや紛争をかかえた国々への平和的援助で、果たしていかなければなりません。

平和主義をつらぬくことによって得られる豊かさと安らぎについて、あらゆる機会をとおして世界の人々に知ってもらう努力をしつづけなければならないのです』

私たち会員一人ひとりも、自分の心にも相手を責める争いの心がないか内省しながら、一食平和基金を通しての人道支援を進めてまいりたいと思います。 世界の平和を祈り、平和を願う多くの有識者の皆さまと協力しながら、共に  社会・国家・世界の平和のために努力してまいりましょう。

これからもよろしくお願い申し上げます。            合掌

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