教会長あいさつ

教会長あいさつ

『教会発足65周年の年を迎えて』

                  品川教会長 鈴木啓太郎

皆さま、あけましておめでとうございます。

新型コロナ感染症法の分類が5類に引き下げられたことを受け、立正佼成会はいよいよ“再出発”の時を迎えました。
令和6年は品川教会発足65周年の年であります。教会発足に込められた庭野開祖の願いは、一人でも多くの方がこの尊い仏さまの教えにご縁を頂き、その実践を通して、本当の幸せを自分のものにして頂きたい、ということであります。
その願いの実現、菩薩の育成のため、令和6年品川教会は、下記の実践、記念行事に取り組ませて頂きます。
① 「ふれあい布教」を中心に多くの方と惜しみなくつながり、思いやりの輪を広げていきます。
② 庭野開祖の平和への思い、いのちの大切さ、戦争の悲惨さを学ぶため、3月29日~31日、青少年を対象に「沖縄平和の翼」を実施します。
③ 6月2日(日)教会道場において、「教会発足65周年記念式典」を実施します。
④ 庭野開祖への報恩感謝とそのお心を学ぶため、10月12~13日に開祖ご生誕の地「菅沼めぐり」をすると共に、十日町市「生誕地まつり」の行進に教会あげて参加します。

 今月は「佼成」1月号において庭野日鑛会長より、『「心田(しんでん)を耕す」精進を』とのご法話を頂きました。精進というと難しい事のように思われがちですが、庭野会長は『釈尊が伝えたいと願われたことをシンプルに受け取り、日々の生活の中で無理なく実践することが、安穏の境地に向かう精進』と、在家仏教教団らしく分かりやすくお説き下さいました。
そして、『仏道における厳しい修行も精進に違いありませんが、私は日常生活のなかで、自分本位の欲や怒りや嫉妬に心を惑わされるたび、「人間はみな同じ」「すべては一つ」という心に立ち返ることが精進であり、それをとぎれることなく持ち続けるのが私たち人間の生活、釈尊の願いに根ざす生き方であると思います。この気持ちが、日々の何気ない言動を支えるものになるよう心田を耕しつつ、一日一日を健やかに、安らかに歩んでまいりたいものです』とご指導いただきました。
 今年は庭野会長の毎月のご法話を通して、「心田を耕す」ことの意味を学び、具体的な行動に移してまいります。そして、自分の幸せのみならず、ウクライナやイスラエルをはじめ世界中の人々が幸せであるようにと祈り、自分にできる菩薩行を明るく、楽しく、有難く実践し、素晴らしい年にしてまいりたいと願っています。
今年も皆様からのご指導・ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。                              

合掌

 

PAGE TOP