教会長あいさつ
『庭野日敬開祖 入寂会の月を迎えて』
品川教会長 鈴木啓太郎
謹啓、時下ますますご健勝のことと存じます。
本会は10月15日(日)に本部大聖堂周辺で、4年ぶりに「お会式・一乗まつり」を開催致します。今年は東京の教会のみの行進ですので、品川教会も地方の教会の応援を受けずに万灯行進を行ないます。お会式について詳しくは、本会のホームページをご覧ください。
お会式を通して私たちは、庭野日敬(にわの にっきょう)開祖への「報恩感謝」の思いをかみしめ、開祖の大きな深い心を自分の心とする「異体同心」となって、一人でも多くの人が仏さまの教えで幸せになって頂けるよう「広宣流布」の決意をさせて頂きます。
また、10月4日は開祖の入寂会も迎えます。開祖は1999年(平成11年)10月4日午前10時34分、92歳10ヵ月(享年94歳)の生涯を終えられ、入寂されました。入寂会は会員一人ひとりが、すべての人々の幸せと世界平和に生涯を捧げられた開祖を、追慕・讃歎・報恩感謝・継承・誓願し、開祖の願いを自分の願いとして、菩薩行を決意させて頂きます。
「追慕」とは、私たちが開祖を思い起こし、人類の大導師であられた開祖の 弟子であるとの誇りと喜びをもって、私たちも開祖のような人間になりたいと真剣に願わせていただくことです。
「讃歎」とは、開祖のお徳をかみしめて、その真似をしていくことです。開祖のすばらしい笑顔、人を包み込む優しさ、人を許し受け入れる寛容さなど、開祖のお徳をしっかりとお手本にさせていただきます。
「報恩感謝」は、開祖のお陰さまで立正佼成会が創立され、私たちが尊い法華経のご縁を頂き、菩薩としての最高の生き方を教えて頂き、本当の幸せを頂いていることに深く感謝させて頂くことです。そして、そのご恩に報いることは、この教えで私たちが幸せになり、開祖の願いを「継承」することだと思います。開祖の願いは、「この法華経の教えで多くの人が本質的な幸せをつかみ、世界が平和になってほしい」ということです。私たちは自信と誇りを持って、開祖の願いを継承してまいります。
「誓願」とは、私たち一人ひとりが菩薩としての自覚を持ち、多くの人々を導きつつ、人格完成をめざして精進することをお誓いすることです。
今月は、入寂会・お会式を通して、会員一人ひとりが開祖のような「明るく、やさしく、あたたかく、たのもしい人間になること」を人生の目的とし、菩薩として自分の仏性を自覚し、まわりの人を幸せに導く菩薩行に、明るく、元気に精進させて頂くことをお誓いさせて頂きます。
今月もご指導賜りますようよろしくお願い致します。 合掌